好きな音楽と、長く付き合うための一台。
低く構えたシルバーのボディに、大径ホイールとオレンジのブレーキキャリパー。外観にもこだわりが表れたV36スカイライン。その車内には、音楽を楽しむために育ててきた、もう一つのこだわりがあります。
オーナー様が親しんでいるのは、クラシックやオーケストラ、ビリー・ジョエルをはじめとする幅広い音楽。自宅でオーディオを楽しみ、愛車のサウンドではコンテスト入賞にも挑戦されています。
この連載でご紹介するのは、そんなオーナー様とMSTが積み重ねてきた一台の音づくりです。まずは、機材の前にある音楽への思いからお伝えします。
自宅で親しんだ音楽を、愛車でも。
このV36の音づくりには、ホームオーディオで培われた好みが根底にあります。Mycar-lifeの取材でも、真空管アンプとタンノイのスピーカーに親しんできた背景が紹介されています。
聴く場所が車になっても、好きな音楽への思いが変わるわけではありません。オーケストラを楽しむことも、親しんだアーティストの歌を聴くことも、その人にとってのオーディオの原点です。
だからMSTがまず向き合うのは、どの製品を取り付けるかだけではなく、どんな音楽を、どのように楽しみたいかということ。機材の名前から始めるのではなく、オーナー様の好みを一台の方向性として受け止めます。
楽しむことと、挑戦すること。
オーナー様には、サウンドコンテストでの入賞という目標もあります。普段の音楽を楽しむ場所であると同時に、音づくりの完成度を問い直す対象でもある。それが、このV36のカーオーディオです。
コンテストへの挑戦と、愛車で好きな曲を聴く時間。MSTは、そのどちらも大切にしながらシステムを考えています。評価を目指すことが、音楽を好きだという出発点から離れてしまっては、本来の楽しみにつながりません。
この一台で目指しているのは、特定の製品をそろえることだけではありません。オーナー様の目標に向けて、愛車の中で音楽と向き合える環境を育てることです。
一度でそろえるのではなく、一台を育てる。
ラックに並ぶハイエンド機器も、最初からすべてがこの構成だったわけではありません。このV36は、繰り返し手を入れることで、システムを更新してきました。
その過程には、新しい機器を迎える選択も、使ってきた機器を生かす選択もあります。積み重ねてきたものを土台に、次の一歩を考える。長く同じ愛車と向き合うからこそのシステムアップです。
一台の背景を知ると、並んだ製品の見え方も変わります。ここにあるのは機材のコレクションではなく、音楽の楽しみを広げようとするオーナー様と、それを形にする施工の積み重ねです。
幾度かの更新を重ねてきたV36のシステム。オーナー様の音楽への思いを、機材と施工で形にしてきた。
この一台を構成する、主な機材。
システムの全体像として、中心となる機材をまとめました。取付や機器の使い方は続編で取り上げ、ここでは製品情報への入口をご案内します。
SPEAKERS / Morel
フロントはELATE CARBON PRO。関連製品はMorelのラインアップへ。
DSP / RESOLUT
信号処理の中枢にM-DSPを採用。
AMPLIFIERS / ARC AUDIO
パワーアンプはCu 4.4の3台構成。
愛車とともに、音楽の楽しみを育てていく。
愛車に手をかけることと、好きな音楽を深く楽しむこと。このV36では、その二つが一つのシステムづくりにつながっています。
何を取り付けたかだけでなく、誰が、どんな楽しみのために乗る一台なのか。MSTはその背景を大切にしながら、オーナー様と音づくりを続けています。
音楽との関わりやシステムづくりの背景は、Mycar-lifeのオーナー取材記事(前編)でも紹介されています。
愛車で、どんな音楽を楽しみたいですか。
よく聴く曲、気になっている音、これからも使い続けたい機材。まずは、そのお話をお聞かせください。現在の構成を踏まえ、機材・取付・調整を含めたシステムアップをご相談いただけます。
