純正を活かす音づくり
ランクル250の音を良くしたい。でも、どこから手を付ければよいのか分からない。大がかりなシステムにする前に、まず純正を活かす方法から考えたい。そんなオーナーに向けた、MSTのベーシック音質改善プランです。
このスタンダードプランでは、ダッシュボード上の左右スピーカーをROCKFORD FOSGATE P1V2-3へ交換し、GOLDHORN GH-DSPA 810PRO V2.0と専用リモコンを組み合わせます。ドア・リア・センター・サブウーファーは純正を活かし、車内全体のつながりを整えます。
交換はダッシュ上だけ
車内の音を考えるときは、取り付ける機器とともに、スピーカーへどう信号を送り、全体のバランスをどう整えるかが大切です。DSPは音の帯域やレベル、タイミングなどを扱う機器。その機能を純正システムと組み合わせて使うことが、このプランの考え方です。
柱になるのは、全カプラーオン接続、フロント2WAY・リア・センター・純正サブウーファーのマルチ駆動、専用セッティングデータ、純正系統とUSB OTG入力。接続から聴き方までをひとつの構成としてご案内します。
交換するスピーカー
ダッシュボード上の左右のみをROCKFORD FOSGATE P1V2-3へ。
追加する機材
GOLDHORN GH-DSPA 810PRO V2.0と専用リモコン。
純正を残す部分
ドア・リア・センターのスピーカーと純正サブウーファー。
車両に合わせた接続
接続には、純正配線を加工しない全カプラーオン方式を採用します。車両側の配線を残し、カプラーを介してオーディオシステムを組み込む方法です。
車が変われば、オーディオの取り付け方も変わります。MSTでは、最新の車両も従来と同じ感覚で扱うのではなく、純正システムや配線の構造を確認し、その車に合う接続方法を考えます。
カプラーオンを選ぶ理由は、作業のしやすさだけではありません。純正配線には、アルミ線など素材に応じて加工・接続方法への配慮が必要なものもあります。本プランでは純正配線を活かす接続を選び、車両側への加工を抑えながらオーディオを組み込みます。
もうひとつは、将来の乗り換えを見据えた純正戻しです。純正配線への加工を抑えることで、取り外しや復旧を考えやすい構成にします。今の音だけでなく、その後の車両の使い方まで含めて、つなぎ方を設計しています。
もちろん、カプラーオンだけがMSTの施工方法ではありません。フルオーダーのシステムでは、目指す音や構成に応じて、お客様の了承のもと配線加工・引き直しや専用部品の製作も行います。加工する技術も、純正を活かす技術も、その車と目的に合わせて使い分ける。本プランのカプラーオンも、その考え方から選んだ方法です。
スタンダードプランに使用するGOLDHORN GH-DSPA 810PRO V2.0、ROCKFORD FOSGATE P1V2-3と接続部材。適合は車両の装備に合わせて確認します。
ダッシュ上の音を整える
左右のダッシュボード上に採用するのは、ROCKFORD FOSGATE P1V2-3。ドアを含むすべてのスピーカーを一度に交換するのではなく、まずこの部分から手を入れる構成です。
交換したダッシュ側と純正ドア側を別々の存在として鳴らすのではなく、DSPで担当する帯域やレベル、タイミングの関係を整えます。新しいスピーカーと残した純正スピーカーを、ひとつの音楽としてつなぐことを大切にしています。
ダッシュボード上の左右のみをP1V2-3へ交換。ドア・リア・センター・サブウーファーは純正を活かします。
純正とつなぐDSP
システムの中心はGOLDHORN GH-DSPA 810PRO V2.0。交換したダッシュ上のP1V2-3と純正ドアスピーカーでフロントを構成し、純正リア・純正センター・純正サブウーファーまでをマルチ駆動します。
各スピーカーの役割に合わせて信号を送り、音域や音量、音が届くタイミングの関係を考える。聴く場所が限られる車内で、各部分の音を音楽としてつなげるための設計です。
純正サブウーファーもその構成に含めます。低域を含めた全体のバランスまで、DSPを使った音づくりの対象として考えます。
今回車両に設置したDSP。写真は機器の取付例で、専用データの解析画面や測定結果ではありません。
解析と聴感で整える
本プランには、ランクル250の構成に合わせた専用セッティングデータが付属します。機器を接続するだけでなく、各スピーカーの音をどうつなぐかまで含めた提案です。
セッティングでは、耳で聴いた印象だけに頼らず、MSTで開発中のMST Audio Toolも解析・検討の補助に用いています。帯域や位相、時間の関係を確認しながら、実車での聴感確認と照らし合わせて音を整えます。
ツールは現在も開発・検証を進めている段階です。ひとつのスコアで音の良し悪しを決めるのではなく、車内の音を考えるための手掛かりとして活用しています。
開発中のMST Audio Toolの画面をもとに、詳細をぼかした紹介イメージ。AI画像編集を使用しており、本車両の測定結果や設定値を示すものではありません。
手元で使えるリモコン
DSPには専用リモコンGOLDHORN The RemoteControllerを組み合わせます。写真は、センターコンソールまわりに装着した今回車両の例です。
音づくりと同じように、日常で触れる操作部の置き方も大切にしています。取付位置は車両の装備と普段の使い方を確認してご案内します。
今回車両のThe RemoteController装着例。取付位置は車両の装備と使い方に合わせて検討します。
再生方法を選ぶ
入力には、純正オーディオ側の系統とUSB OTGを用意します。純正系統を使う聴き方に加え、対応端末からUSB経由でデジタル音声を送る経路も選べる構成です。
普段お使いのスマートフォンや再生アプリ、車内での聴き方をお知らせください。端末と接続機器の対応を確かめながら、使い方に合う入力経路をご案内します。
施工後のご感想
「曲を色々と代えながら帰ったのですが、音源の定位が定まり、S/Nも良くなってかつダイナミック感もあり最高です! 大変満足いたしました。ありがとうございました。」
ランクル250・スタンダードエントリープラン施工のお客様より。メールから一部抜粋。ご感想はお客様個人のものです。
次のアップグレードへ
「ボーカルをもっと聴きやすくしたい」「普段の音量で音楽を楽しみたい」「大がかりな変更の前に、できることを知りたい」。ご相談は、そんな言葉からで十分です。専門用語や機器の品番を先に覚えていただく必要はありません。
お車の純正装備と普段の再生方法を伺い、ご希望に合う構成を一緒に考えます。純正を活かすことを出発点に、つなぎ方、鳴らし方、調整までをご相談いただけます。
このスタンダードプランを出発点に、さらに音を追い込むアップグレードもご相談いただけます。ドアスピーカーや取付環境、再生経路など、次に手を入れる部分は求める音に合わせて検討します。ランクル250の音づくりをもう一歩進める方法は、今後あらためてご紹介する予定です。
DSPそのものの役割は純正スピーカーとDSPの解説でも紹介しています。音づくり全体の考え方はMSTのSound Designをご覧ください。
過去撮影の車両イメージ。今回の施工車両やプランの仕様を示す写真ではありません。
接続から調整まで
純正配線を加工しない接続、各スピーカーのマルチ駆動、専用セッティングデータ、純正とUSB OTGの入力経路。MSTのベーシックプランは、この4つを軸にランクル250の音づくりを提案します。
よくある質問
すべてのスピーカーを交換するプランですか?
いいえ。交換するのはダッシュボード上の左右スピーカーで、ROCKFORD FOSGATE P1V2-3を採用します。ドア・リア・センター・サブウーファーは純正を活かします。
ランクル250なら、どのグレードでも同じプランを使えますか?
適合は年式・グレード・純正オーディオの装備に合わせて確認します。ご相談時にお車の仕様をお知らせください。
純正サブウーファーも使うプランですか?
はい。フロント2WAY・リア・センターとともに、純正サブウーファーをマルチ駆動の構成に含めます。
スマートフォンをUSBでつなげば、すぐ使えますか?
USB OTG入力は、端末・OS・アプリ・接続機器・ケーブルの対応を確認してご案内します。お使いの機種と再生方法をお知らせください。
音のご相談はこちら
ご興味のある方は、お車の年式・グレード・純正オーディオと、普段お使いのスマートフォンや再生方法をお知らせください。ベーシックプランについてご案内します。

