V12の咆哮と調和する、
繊細かつ力強いフロントステージ。
アストンマーチン V12 Vantageのコックピットは、ドライバーが高揚感と安らぎを同時に感じる特別な空間です。
その雰囲気を一切壊すことなく、リスニング環境だけを劇的に向上させること。それが今回のスピーカーインストールのテーマです。
採用したのは、ドイツのクラフトマンシップが息づく「Micro Precision 7シリーズ」。
純正位置と造形を巧みに利用し、見た目の変化を最小限に抑えながら、明確な音像定位と情報量を引き出しました。
Aピラーに溶け込む
アルカンターラの造形美
高音域を担当するツイーターは、リスナーに向けて適切な角度を持たせるため、Aピラーへの埋め込み加工を選択しました。
しかし、単に「埋め込んだ」だけでは異物感が生まれてしまいます。
そこで、ピラー全体を純正内装と同じトーンのアルカンターラ生地で巻き替え仕上げを行いました。
指先で触れたくなるような質感と流れるようなラインは、後付け感を完全に払拭。
ダッシュボード上に広がるクリアなサウンドステージだけが、そこに変更があったことを教えてくれます。
純正内装と完全に調和したアルカンターラ仕上げのツイーターマウント
純正ラインを崩さない
3Dプリンター製バッフル
ドアのミッドウーファーにおいては「純正デザインの維持」を最優先事項としました。
ドアパネルを大掛かりに加工するのではなく、純正のスピーカーグリル形状を活かしたアウターバッフルを製作しています。
製作には3Dプリンターを活用し、複雑な曲面を持つドアパネルに完璧にフィットする形状を実現。
Micro Precisionのスピーカーが持つポテンシャルを逃さず空気中へ放射しつつ、デザインはあくまで「純正然」。
乗り込むたびに目にするドアだからこそ、違和感のない仕上がりにこだわりました。
精密なフィッティングにより純正のような佇まいを実現
細部に宿る、
MSTのインストール哲学。
ツイーターとドアスピーカーの配置関係。音の繋がりもスムーズに。
良い音を鳴らすために、車の美しさを犠牲にする必要はありません。
トランクオーディオ、センターコンソール、そして今回のフロントスピーカー。
すべてにおいて貫かれているのは、「アストンマーチンへのリスペクト」です。