カーオーディオの醍醐味の一つ、ツイーターのピラー埋込ですが、お店に寄っても作り方がまちまち・・・指南書があるわけでもないので仕方ないですが、MSTのピラーメイクの一例を解説してみたいと思います。
デザインを決める
取付する車両や、スピーカー、視界、完成した時のセッティングのしやすさ、見た目のデザインなど様々な要素を含めてデザインを決めていきます。最もこの時間が一番時間がかかります。
データ作成
MSTでは、カーオーディオの製作にレーザー加工機による材料の切り出しを行っています。時間短縮は勿論、加工精度が格段に上がります。細かい部分が音の善し悪しや仕上がりに直結する場合もあります。
材料切り出しとピラー加工位置確認
造形
左右対称に造形していくのに技術が必要ですが、パテを盛りながら格好いいラインを作っていきます。勿論、加工感のない仕上がりを目指し、純正デザインに溶け込むような造形を行います。
生地貼り
造形が終わったら、生地を貼り仕上げていきます。生地は、レザー、エクセーヌなど様々ありますがトータルのデザインに合わせて決定します。生地により伸びが違いますので、生地を見据えた造形を行います。
取付・完成
作業時間は、おおよそ1〜2日程度で完成です。パテの乾き具合や造形の複雑差によっては若干前後しますがおおよその目安です。
価格は、スタンダードな埋込で45,000円(税別)〜
ピラー埋込の効果
物理的に音の位置が上がりますので、目線の高さに音像ができるようになります。DSPを使用してチューニングしていく際に、音の広がりや、奥行き感の調整の幅が広がります。角度を間違えると、近いスピーカーに音が引っ張られてしまったりしますので注意が必要ですね。